フトアゴヒゲトカゲの生態徹底解析!
寿命
飼育下では10年ほどらしいです
基本的には環境変化などに強く、体も丈夫な子が多い種類でかかりやすい病気はクル病と爬虫類共通のものです
肥満やクル病、吐き戻しからの拒食による衰弱死が多いのでその辺に注意することが必要です
また、寄生虫なども飼う段階で持っていることが多いそうで、基本的に体力が落ちない限り致命的な状況にはならないですが、万が一体力が落ちた場合に余計に状況を悪くする可能性があるため、除去しておくことが推奨されています
大きさ
おおよそ全長(頭の先から尻尾まで)40~60センチほどで成長が止まる子がほとんどです
※チョロは現在50センチ
大体、肩に乗せると肘あたりまで尻尾が来るくらいの大きさです
大きいか小さいかで言えば大きいですが、爬虫類としては中型になります
存在感もあり、見晴らしのいいところでは探さなくても見つけられる大きさです
ただし、狭いところに入りたがる傾向もあるため、うっかり狭いところに隠れてしまわれると見つけるのが大変になるので注意しましょう
重さ
500グラムくらい行くと結構大きい子です
※チョロは400グラム
身体に乗られると存在感がある重さではありますが、重くはない重さです
適温
昼間は25~30度、ホットスポットは40度
夜は20~25度
くらいの設定だと快適に過ごせるようです
個体による多少の差はあると思うので様子を見てあげて一番調子が良くなる設定にしてあげるといいと思います
基本的に温度差をつけて自分でケージ内を動いて快適な場所に移動できるようすると調子を落としにくくなります
特に季節の変わり目は温度設定が狂いやすく上手に調整して上げたほうが体調を崩しません
温度が合わないと行動が変わるので様子がおかしかったら気にかけてあげましょう
ちなみに、チョロは普段はシェルターでまったりしたり、ホットスポットでのほほんとしてたり、ケージ内で暴れまわるなどが多いです
季節の変わり目で設定が安定しなときは完全にシェルターから出てこなくなることがあったので、調整して普段通りになっております
昼の活動
基本的に起きて何かしらしていることが多いです
一箇所で動かなくなることはあまりなく、適宜動き回る印象です
疲れるや飽きるなどでホットスポットかシェルターでボーっとし始める感じです
個体差はあると思いますが、完全に隠れたままということはないので行動を見るだけでも楽しいですね
夜の活動
夜は基本的に寝ています
紫外線ライトとバスキングライトを使っている方はおそらくそのライトを基準に生活すると思います
ライトが消えた段階で寝る場所に移動し寝るという感じでしょうか
熟睡モードに入るとほとんど動かなくて心配になりますが、心配しすぎて起こさないように注意してあげましょう!
エサ
子供のころは活き餌中心、大人になると野菜中心が基本です
が、子供のころから野菜にも慣れさせておいた方が以降がスムーズになります
また、個体によっては活き餌を要求し続ける子もいると思いますので、その場合は活き餌に野菜をいっぱいあげて栄養素を補うようにしてあげましょう
好き嫌いはかなり個体差があると思うのでいろいろ試して、いろいろなものを食べれる子にしてあげましょう
その方がいざというときの拒食対策になります
トイレ
覚えません!
ただし、傾向としてはホットスポット周辺ですることが多いです
また、個体によっては温浴時のみする子もいるようなので、様子を見てみましょう
通常であれば糞と尿石を同時にするのでなるべく早く撤去してあげるとケージ内を清潔に保てます
なお、ケージの外でしようとする子もいるようです
掃除のしやすさは床材などの影響も多大に受けるためそれぞれの床材のバランスやメリット、デメリットを比べて一番いいと思うものを使用しましょう
注意点
トカゲなので尻尾などが切れても生えてくると思われる方もいるかもしれませんが、フトアゴヒゲトカゲは生えてきません
特に脱皮不全は各部位がうっ血して壊死し欠損に至る可能性があるので気を付けましょう!
脱皮中は湿度を高くしてあげたり、苦労しているようなら温浴などをして手伝ってあげるといいと思います
なお、無理に脱皮している箇所を引っ張ってけがをさせることがないようにしましょう